眼力(がんりき)社は伏見稲荷大社から稲荷山を上がっていくとある小さな神社です。
その名の通り、目の病いに関するご利益があるほか、物事を見通す「眼力(がんりき・がんりょく)」に関するご利益があると言われています。
そのため、経営者や投資家なども多く参拝しています。
この記事では、眼力(がんりき)社のお守りの種類やご利益、おみくじについて書いています。
また、伏見稲荷大社から眼力社までの行き方もご紹介しています。
眼力社参拝の参考にしてくださいね。
眼力社のご利益とは?
眼力社は、特に目に関するご利益があるとされています。
視力回復や目の健康を守るだけでなく、先見の明を授かりたいと願う人々に人気です。
多くの参拝者が、目のトラブルを避けたり、仕事や学業において重要な判断力を得るために、参拝しています。
また、眼力社に参拝して「運気が上昇した」「不思議な体験をした」という話も多くあります。
眼力社のお守り
眼力社には、他の神社や寺院で授与しているようないわゆる「お守り」はありません。
社務所もなく、おみやげを販売している売店の「眼力亭(がんりきてい)」があるだけです。
眼力亭では「縁起物」としておみやげを販売されていますが、そのどれもが利益を求めたものではないそうです。
参拝者の幸福を願って取り扱っているものばかりです。
眼力社では、次のような品を扱っています。
- 干支玉
- 眼力玉
- 眼力ノート
- 金だわら
- 豆書
- キーホールダー・ストラップ
他にもいろいろありますが、主なものをご紹介します。
干支玉
(写真の右側が干支玉、左側が眼力玉)
土をこねて作られた玉で、干支の文字が入っています。
1つ300円です。
身に付けたい人の干支の玉を選んで持ち歩くといいそうです。
願いを込めてから財布に入れたり、キーホールダーにしたりします。
(玉に小さな穴が開いているので、そこにヒモなどを通します)
願いが叶った後は、土に埋めると自然に還っていきます。
または願いを込めながら先に土に埋める方法もあります。
なお、手にして1年経過した場合も土に埋めて自然界に返しましょう。
眼力玉
干支玉と同様、土や木、竹炭など自然素材を練り込んで作られた玉で、1つ300円です。
こねる際に使う水は眼力社の手水を使っています。
赤い玉と黒い玉があります。
赤い玉は健康祈願や病気平癒などのご利益があり、黒い方の玉は願望祈願や金運招福、商売繁盛などのご利益があります。
どちらも1つの玉に願い事は1つだけにします。
買った後に眼力社の拝殿で祈願をしましょう。
眼力ノート
赤い表紙の「眼力ノート」は、B5サイズです。
眼力ノート 1冊600円
普通の大学ノート(学校などで使用するノート)と同じですね。
赤い表紙に「夢を叶える眼力ノート」と書いてあります。
大谷祥平選手をはじめ、多くのスポーツ選手や経営者が願望実現のために夢や目標をノートに書いていたことは有名な話です。
この眼力ノートも、その通り夢を書いて願いを叶えていきます。
大谷選手や著名人がこの眼力ノートを使っていたという意味ではありません。
成功者の多くの方が夢をノートに書いていたということで、この眼力ノートを使うといいですよ・・・というお話です。
眼力ノートの使い方
裏表紙には自分の氏名や生年月日、住所などを記入するようになっています。
これは眼力さんに○○(自分の氏名)のノートであることを伝えるためです。
消えないように鉛筆ではなく、油性マジックで書くことをおすすめします。
中には「幸福」や「笑門」「健康」「克己心」などの文字が薄く入っています。
冒頭には書き方の説明があるので、悩むことはありません。
特に「○○になりたい」という願望形ではなく「○○になる」と断言した形で書くといいそうですよ。
金だわら
金色のたわらが3つ、見ているだけでもご利益がありそうですね。
赤いお座布団にちょこんと乗っています。
大きさによって、次の4種類あります。
- 一番大きい福寄せだわら(5,500円)・・・玄関や床の間向き
- 億万だわら(2,000円)・・・玄関や床の間、キッチンカウンター、店頭のレジ付近など
- 満福だわら(1,000円)・・・玄関やリビング、寝室、キッチン向け
- 笑福だわら(700円)・・・洗面所やトイレ向き
豆書
「眼力」や「謙虚と感謝」「幸福」「健康」などのひと言が書かれたカードで、1枚200円です。
名刺入れやスマホケース、財布など開けてすぐ目にするところに入れておくといいですよ。
書かれている言葉が潜在意識に入っていき、願いが叶っていきます。
キーホールダー
他にもキーホールダーやストラップ、眼力さんの書などさまざまな物を扱っています。
眼力社での祈願方法
手を清める
まずは手水で手を清めます。
眼力社での祈願方法は、きつねの手水で手を洗います。
ローソクをあげてお祈りする
お守りなどグッズを購入し、社殿で祈願を行いましょう。
その際にローソクも一緒に購入し、お供えします。
ローソクはサイズによって1本200円からです。
お店の人が買った品を三方に乗せてくれるので、それを社殿に供えてローソクを灯し、祈願をします。
三方はお店の人に戻しましょう。
眼力社に多いご利益の体験談
実際に眼力社を訪れた人々の中には、視力が改善した、仕事で大きな成功を収めた、重要な選択を正しく行えたなどの体験談が多く寄せられています。
これらの体験談は、眼力社のお守りが多くの人にとって信頼されている証と言えるでしょう。
眼力社の不思議体験
私ごとですが、眼力社の画像をパソコンとスマホの待ち受けにしたところ、臨時収入があり、息子がいい条件で転職が決まるなどうれしい出来事が続きました。
壁紙はこちらからダウンロードできるので、ぜひやってみてくださいね。
眼力社のおみくじ
眼力社のおみくじは無料です。
普通におみくじの棒を出して番号を見て、そのそばにある掲示板のような中から自分が引いた番号を探して読んで帰ります。
眼力社にある売店「眼力亭」には店員さんが一人しかおられません。
おみくじの対応まではできないのでしょう。
セルフで自分で番号の棒を出して、内容を読んで帰りましょうね。
伏見稲荷大社と眼力社の繋がり
伏見稲荷大社と眼力社のつながりについて見ていきましょう。
伏見稲荷大社の歴史と由来
伏見稲荷大社は、和銅4年(711年)に創建され、全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮です。
農業の神として始まり、現在では商売繁盛や家内安全など、多岐にわたるご利益で知られています。
眼力社の成り立ち
眼力社は、伏見稲荷大社の境内に位置する小社で、目に関するご利益を求める人々に特化した祈願所として知られています。
その由来は古く、視力に悩む人々が多く参拝するようになったことから、この社が特に目の健康にご利益があると信じられるようになりました。
伏見稲荷大社からの参拝ルート
伏見稲荷大社から眼力社への参拝ルートは、千本鳥居を通り抜けて稲荷山を登る形になります。
境内の案内板を参考にしながら進むと、迷わずに眼力社へ到達できます。
こちらの地図にあるように番号をたどっていくといいですよ。
9番が眼力社です。
四つ辻をめざす
まずは千本鳥居をずっと進んで、三つ辻まで行きましょう。
そこからまだ少し上がると四つ辻があります。
四つ辻まで来ると、6番のにしむら亭があります。
稲荷山の中腹にありますが、西村和彦さんはここから高校まで通学していたのだとか!
足腰が鍛えられそうですね。
にしむら亭は座るところがたくさんあり、眺望もいいので、ひと休みにおすすめです。
この日は暑かったので、ラムネのソフトクリームをいただきました。
眼力社はここから坂道を下って行くと3分ほどで到着します。
伏見稲荷の本殿からは歩いて40分ほどですが、石段で上り坂が多いので歩きやすい服装と履き物でお越しくださいね。
伏見稲荷と眼力社へのアクセス方法
住所:〒612-0804 京都府京都市伏見区稲荷山官有地19
公共交通機関でのアクセス
京都駅からJR奈良線に乗り、稲荷駅で下車します。
駅から徒歩約5分で伏見稲荷大社に到着し、境内を経由して眼力社へ向かいます。
または京阪電車伏見稲荷駅で降りても、数分で行けます。
車でのアクセスと駐車場情報
車でのアクセスも便利です。
京都市内からは、国道24号線を南下し、伏見稲荷大社の専用駐車場を利用します。
ただし、週末や祝日は駐車場が混雑するため、早めの到着をおすすめします。
徒歩でのアクセスと周辺スポット
徒歩でのアクセスも可能です。伏見稲荷大社の周辺には、稲荷商店街や稲荷山ハイキングコースなど、見どころがたくさんあります。
眼力社への参拝と合わせて楽しむと良いでしょう。
まとめ
この記事では、眼力社のお守りやおみくじについてご紹介しました。
一般の神社にあるようなお守りはないですが、願力玉や干支玉、願力ノートなどユニークなものを扱っています。
眼力社への行き方は、伏見稲荷にある千本鳥居を通って四つ辻まで進みます。
そこにあるにしむら亭という休憩所から石段を少し降りると眼力社があります。
参拝方法などは眼力亭の方が教えてくれますよ。
伏見稲荷は観光客に大変人気で多くの人が参拝します。
平日の午前中は空いているので、早い時間帯の参拝がおすすめです。